Co2添加で収穫量が増える?

Co2添加で収穫量が増える?

今日は質問の多い、室内テント栽培でのCo2添加について解説します。
 

適切にCo2を添加すれば収穫量を約20%アップさせることも可能です!
室内植物栽培では自ずと栽培に使用できる床面積が限られてくるので同じ面積あたり20%も収穫量が上がるのならば導入してみたいという室内園芸家さんも多いのではありませんか?
しかし、Co2添加は間違った方法で行うとほとんど効果が上がりませんし使用するレギュレーターやCo2メーターも安くはないので導入を躊躇している方も多いでしょう。ですがこの記事を見れば大丈夫です!

植物は光合成を行う際にCo2を取り込みエネルギーを作り出します。Co2がなければ植物は生きていけないのです。一方で、テント栽培では使用できる光量にも限りがあります。もし、テントのサイズに対して小さめなライトを使用している場合や紫ライトのようなPPFD(光合成に植物が使用することができる波長の光の量)が少ないライトを使用していると通常の空気中のCo2を使い尽くすほど光合成を出来ていない為、Co2添加をしてもあまり意味がありません。これは強力なライトを使用していても通常の空気中に含まれるCo2では逆に光を余らせてしまっている可能性もあるということです。中-上級者の室内園芸家さんにとってはハイエンドな強力なライトを生かし効率的な室内栽培を実現するためにもCo2の添加は必須のテクニックと言えるでしょう。

さらにCo2を添加することによって植物の熱やライト焼けに対する耐性を高めることもできるのでテントの高さも限界まで使用できるようになりますよ。

一つ目のCo2添加のポイントは十分な光量を放つことができるライトを選択することです!

当店で扱っているOptic650SならUV /IR機能も付いていて120x120サイズのテントでも十分な光量を確保できます!

https://alushome.com/products/optic-led-slim-650s

では次にどれくらいのCo2を添加すれば良いのでしょうか?

先に答えを書いてしまうと植物は1200〜1500ppmのCo2を使用することができます。ppmというのは1立方メートルあたりの気体の濃度を表す単位です。通常、私たちの周りにある大気のCo2含有量は400ppmほどです。

Co2添加をした場合、テント内の環境も適切に調節する必要があります。Co2を植物が最大限に利用するためにはテント内温度も通常よりあげてやる必要があり30℃から35℃が最も効率的にCo2を吸収するようです。Co2の添加によってヒートストレスに強くなっているとはいえ通常より高温な環境のため植物の様子をこまめに確認するようにしてください。

また、湿度は60−70%以下に保つようにしてください。通常、テント内はここまで多湿にはなりませんがCo2を添加している間はCo2が漏れないように密封する必要があるため水耕栽培など多湿になりやすい環境で栽培している方は湿度も確認するようにしましょう!

第二のコツはテント内の温度を30℃から35℃に保つことです。30℃以下ではCo2添加の効果を実感出来なくなるでしょう。

次はCo2を発生させる装置の取り付け位置についてです。Co2は大気と比べると若干重いためテント内の底に溜まっていきます。ドライアイスの煙を想像すると分かりやすいかと思います。そのためCo2の噴出口はテントの上部に取り付けCo2が雨のように上から下に降るように取り付けてやる必要があります。

Co2の添加は上からこれが第三のコツです。

最後に4つ目のコツがあります。それは夜間、つまりライトがオフになっている時間はCo2添加はいらないということです。夜間の光合成ができない時間は植物も呼吸しCo2を排出していますのでCo2を添加しても効果がありません。
設定でライトが点いた30分後、ライトが消える30分前の間だけCo2を添加すれば充分です。

当店で取り扱いのあるCO2機材には光センサーが組み込まれており、夜間は自動的にCO2の添加を止めてくれます!

成長期と開花期がある植物では成長期のCo2添加によって成長速度を早めることができます。開花期では最初に2−3週間は実の付きを良くしますがそれ以降はCo2添加の効果は弱まるようですので開花期の最初に数週間以降は添加は必要ありません。

以上で室内テント栽培でのCo2添加の解説は以上です!

Co2添加には当店で扱っている以下の商品と酒屋さんで買える緑色の二酸化炭素用ボンベ。通称ミドボンをオススメします。

当店のCo2メーターとレギュレーターのセットはこちら

 



ブログに戻る