PPFD、PARとは
皆さんは植物育成用LEDライトを購入する際、何を基準に商品を選んでいますか?
ショップのオススメのライトや口コミ、レビューと言った物を参考に選ぶのも良いですがきちんとした数字を参考に選ぶために今日はPPFDとPARについて解説します。
PPFD(光量子束密度)とは植物が光合成に使用する波長(スペクトラム)の光粒子を表す単位です。この植物が光合成に使用できる光をPAR(光合成有効照射)
【mol/ m2・s】数字の後ろに付くこの単位は1秒間に1平方メートルにあたる光粒子の数を表します。
例としては太陽の直射日光は約 2000 μmol/m2・sです。
当店で一番人気のライトOptic 650SのPPFDは照射距離30センチで1342μmol/m2・sです。
LEDライトのPPFDは照射距離によって大きく前後するので注意が必要です。そのため植物の育成中もなるべく植物の高さを揃えてあげることでライトの照射効率を高めることができます。当店で販売中のコントロールネットを使用することで植物の高さを揃えることができますのでチェックしてみてください!
もう一つOptic社やMars社が公開しているPPFという数値があります。ここでのPPFは正確には光量子効率といいPPF(光合成有効光量子束)とは違う単位です。
この光量子効率とはLEDライトやHPSランプの1秒間に生成する光合成有効照射(PAR)を表します。PARは植物が光合成に利用できる400nm~700nmの波長の光を指します。
Optic社やMars社が公開しているスペック表のPPFの欄の【μmol/J】が単位の数字が光量子効率です。PARの光量子をライトが電気エネルギーに変換する効率を表しています。
この数字が高ければ高いほど1ワットあたりの電気エネルギーを植物が光合成に使用できる波長の光に変換する効率が良いということになります。
Optic650Sは3.15 umols/J、Mars Hydro社のFC6500は2.85 umol/Jとなっています。
これから植物育成用LEDライトの導入を考えている方はPARやPPFDを見比べて商品を比較してみてはいかがでしょうか?